クレバードリッパーのすすめ

器具

クレバードリッパーのおかげでとても楽においしいコーヒーが飲めているので、感謝の気持ちをこめてメモします。

クレバードリッパーのメリット

クレバードリッパーのメリット(と私が考えている事)を整理しておきます。

  • 手間がかからず美味しい
    手間がかからず美味しいコーヒーがいれられます。私の場合ですが、浸透式で失敗するとクレバードリッパーの方が美味しい事も(時々、いや結構)あります。
    私はほぼ浅煎りと中煎りしか飲まないので、深煎りはわかりません(何度か深煎りを飲んだ事はあるが、どの程度美味しいのかわからない)が、深煎りも不味いと言う事はないと思います。
  • 再現性が高い
    クレバードリッパーでコーヒーを淹れる場合、調整可能な項目は、量、温度、時間、とデジタルです。なので、レシピを守る事で再現性が非常に高いです。
    レシピさえ守れば、誰が淹れても同じ味と言うのはすごくありがたいです。達人のレシピを真似すれば、かなり高いレベルで味を再現できるわけです。
  • 大量に淹れられる
    一度に450ml程度のコーヒーを簡単に淹れられます。私はよくマグカップ2人分のコーヒーを淹れたい事があるので重宝しています。
    ちなみに500ml投入で450ml程度の抽出量を確保できますが、500ml注ぐとこんな感じです。
  • 調整範囲が狭い
    調整範囲が狭いのはデメリットでもありますが、ミスしづらいと言う点で考えるとメリットです。

クレバードリッパーのデメリット

クレバードリッパーのデメリット(と私が考えている事)を整理しておきます。

  • 調整範囲が狭い
    これが唯一かつ最大と言ってよいデメリットだと思います。
    クレバードリッパーで淹れる場合、調整できるのはおおよそ、
     豆量
     湯量
     湯温
     浸漬時間
     攪拌の有無
    程度なので、この調整で満足のいく味が出ない場合には他のドリッパーの出番です。
    もっと手間をかければ色々できるのかもしれませんが、自分としては、「それなら浸透式で調整しながら淹れる方が手間がかからないのでは?」と考えています。例えば、「粕谷哲さんのハリオのスイッチを使ったハイブリットメソッド」をクレバードリッパーでもできない事もありませんが、すごく面倒です。(私は一度試して嫌になってスイッチ買いました。)
  • ドリッパーが大きい
    もう1つだけデメリットがありました。サイズの大きさです。Lサイズを使っているからと言う事もありますが、浸透式のドリッパーと比較してかなり大きいです。


    ちなみに缶コーヒーと比較するとこんな感じ。


クレバードリッパーの型と価格

私の使っているクレバードリッパーは、ハンドルがハート(の半分)になっているタイプのものです。
ハンドルが半円のタイプもあるようで、こちらは色展開も多いのですが、ハンドルがハード(の半分)のものに比べ価格が高めなので、購入の際は注意が必要です。

その他、購入時に気になった事

その他、購入時に自分が気になった事です。

  • メンテナンス
    「浸透式のドリッパーに比べて、後片付けや手入れが面倒なのでは?」
    と考えていましたが、そんな事はありませんでした。
    使い終わったら、ペーパーを捨て、ざっと水で流す(私はドリッパーは基本的に水洗いで、週に1回程度洗剤で洗います。もしコーヒーのオイルがついているような事があれば、勿論洗剤で洗います。)だけでOKです。ただ、ドリッパー下部が複雑な構造で乾燥しづらいので、しっかり乾燥させています。
  • ペーパー
    「どんなペーパーを使えば良いのだろう?」
    と考えていました。
    私が購入した際には純正のペーパーがついていなかったので、ひとまずコーヒーオイルが出たらよいなと言う事で、
     三洋産業のアバカフィルター
     
    にしました。また、予備として、
     トーヨ COFFEE FILTER 103
     
    も購入しました。こちらは一度も使った事がありません。そのうち使ってみようと思います。
    ちなみに両者ですが、同じ100枚で、アバカフィルターの方が100枚で3~4mm程度厚みがあります。(ペーパーの厚みではなくペーパーの凹凸のせい)

(参考)浸透式での調整

クレバードリッパーで上手くいかない場合は、浸透式のドリッパーを使ってアレヤコレヤと試してみるのですが、浸漬式と比較して浸透式が有利な以下の点を中心に対応方法を考えます。

  • 濃度を濃くするのが簡単
    浸漬式だと浸漬時間を長くしてもある一定以上の濃度にはならず、濃度を上げるのは難しいです。しかし、浸透式の場合はお湯をかければかけるほど(限度はありますが)濃度を上げられます。
  • 状況に応じて細かく対応可能
    例えばお湯を注ぐ場合、浸漬式では、そそぎ方(攪拌させる・させない)である程度の抽出効率をコントロールできます。浸透式ではさらに、前半は良い成分が多いのでサークルプア(のの字をかいて注ぐ)で抽出効率をあげ、後半は雑味やエグミを抑えるためにセンタープア(真ん中1点に注ぐ)で抽出効率をさげる、と言ったコントロールが簡単にできます。

ただ、浸透式と言ってもメリタドリッパーは調整可能なポイントがクレバードリッパーとほぼ同じで、どうやってもメリタの味(すっきり♪)になります。なので、これを逆手にとって、手間なくすっきりしたコーヒーにしたい場合は、メリタの出番となる事が多いです!

以上

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