エチオピアのコーヒーと言えばイルガチャフェばかり飲んできましたが、各産地の豆を楽しんでみようと思います。そうする事になった経緯をメモしておきます。
イルガチャフェとの出会い
酸味のコーヒーに目覚めたきっかけは、イルガチャフェでした。
ちょっと冷めたイルガチャフェを飲んだ時に、
「あぁ、フルーティーってこの事か!」
と感激したのを今でも覚えています。
また、よくベリー感と言う表現を目にして(耳にして)いたのですが、
「ベリー感てなんだろう?なんとなくイメージはできるんだけど・・・」
と思っていました。
しかし、イルガチャフェを飲んだ時に、
「なるほど、確かにベリー感以外の何物でもないな!」
と妙に納得しました。
イルガチャフェはレギュラー
そんな出会いから、すっかりお気に入りになった、イルガチャフェ。コロンビアスプレモとともに、私(我が家ではない)のレギュラーとして、常備していました。また、焙煎の違い(焙煎度、焙煎方法、等)のを楽しみたいので、色々な店から購入していました。と言っても焙煎度はシナモン~ハイで、シティまでいかないくらいのものに限定していました。
ちなみに、焙煎度についての私の認識はこんな感じです。
焙煎度1 | 焙煎度2 | 状態 |
---|---|---|
浅煎り | シナモン | 1ハゼのピーク |
浅煎り | ミディアム | 1ハゼ終わり |
中煎り | ハイ | ミディアムとシティの中間 |
中深煎り | シティ | 2ハゼ始まり |
中深煎り | フルシティ | 2ハゼピーク |
深煎り | フレンチ | 2ハゼ終わり |
探検のはじまり
そんなイルガチャフェ大好きな私ですが、ある日、届いたばかりのイルガチャフェを飲んで驚きました。イルガチャフェらしいフレーバーがなく、酸味もほとんどありませんでした。
イルガチャフェがおかしい
問題のイルガチャフェは
「 ブナブナG1 (ナチュラル)」
です。焙煎日から1週間程度たったものです。この豆を飲むのは初めてですが、イルガチェフェのしかもナチュラルでほとんど酸味がないのはおかしすぎます。(フルーティーとかベリー感どころではありません。)
何度も淹れなおし、ドリッパーを変える、等しましたが、結果は同じでした・・・
ハイコモンとは言え、豆のグレードはG1(最高等級)です。いくらなんでもおかしすぎます。
正直、
『焙煎を失敗しているのかな?』
と思いましたが、もしかしたら豆自体に原因があるかもしれません。
グレードを調べてみた
色々考えるうちに、
『もしかして、グレードについて認識が間違ってるのかな?
例えば、ブラジルって、最高等級が「No2」だし、エチオピアも何かあるのか・・・』
と思いました。
そこで、エチオピアのグレードを調べてみると・・・
グレード | 欠点数(300G中) |
---|---|
G1 | 0~3 |
G2 | 4~12 |
G3 | 13~27 |
G4 | 28~45 |
『ん?えっ?エチオピアって欠点数だけでグレード決めてんの?
カッピングも産地の高度もなし?』
わかったような気がします。
エチオピアの場合、グレードが表しているのは欠点数であって味ではないのでした。
もちろん、カッピング以外の指標も、直接味を表すものではありませんが・・・
また、本当のところは、豆のせいではなく焙煎の問題である可能性もあります。
せっかくだから
今までは
『イルガチャフェLOVE❤』
でしたが、今回の事を機会に、エチオピアの他の産地のコーヒーも試してみる事にします。
産地
ざっと調べてみたところ、6つくらい有名な産地があるようです。(場所は大体です)
各産地の特徴は以下のような感じみたいです。
やっぱりイルガチャフェは最低標高が他産地より高いんですね。(単純に標高が高いと昼夜の寒暖差が大きいのでしっかりした豆になりやすい。)
産地 | 標高 | 特色 |
---|---|---|
イルガチャフェ | 1750-2200 | No1ブランド シダモ地方の一地区 |
シダモ | 1400-2200 | 最近話題のグジもここの一地区 ゴティティ、ウォテ、等もあり。 |
レケンプティ | 1500-2100 | 古くからある産地 野性的な栽培方法 |
リマ(リム) | 1400-2200 | カッファ地方の一地区 ウシュウシュが有名 |
ジマ | 1400-2200 | 生産量は多い |
ハラ― | 1500-2100 | モカハラーと呼ばれ、酸味が穏やか |
あまりグレードにこだわらず、試してみようと思います。
頼んでみる
いつも頼んでいる店ではなく、Amazonで検索して見つかった店で注文してみようと思います。
私はだいたい、300ml弱のマグカップで、1日に4~5杯のコーヒーを飲みます。豆は1杯に20グラム使いますので、日に80~100グラムくらいとなります。なので、豆購入時はだいたい1種類400グラムくらい購入してます。
シダモ
せっかくなんでグジのゲイシャにしてみよう。ゲイシャってパナマのやつしか飲んだことがないのでちょっと楽しみ。
通常のシダモも追加で。
レケンプティ
あんまりこだわりはないので値段で勝負!
リマ(リム)
よさそうなもの見つかりませんでした。見つかり次第更新・注文してみます。
ジマ
よさそうなものが見つかりませんでした。(ちょっと高いのは見つけたんですケドね・・・)
見つかり次第更新・注文してみます。
ハラ―
よっしゃ!こいつも値段で勝負だ!
一時中断してイルガチャフェを色々試す
色々試して、良いものがあれば記事にしようと思ったのですが、廉価なものしか試していないためか、なものなかなか「これはっ」と言う豆に出会えません。シダモはちょっといいなと思うものがあったのですが、それでも、
「シダモでなければ」
と思えるたり、
「イルガチャフェのかわりとしてこれでも十分」
と思えるものはありませんでした。
そこでひとまず、エチオピアの他の豆を試してみるのは中断して、様々な店のイルガチャフェを試してみる事にします。いつものコモン、ハイコモン、から、今回は場合によってはスペシャリティまで試してみます。
ひとまずここいらへんから・・・
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