アウトサイダーズボックスの「マンデリンG1」をひとまずブレンドせずに飲んでみました。
マンデリンG1の紹介
これまで「マンデリン」ってほどんど飲んだことがなかったので、飲む前にまずはどんな豆なのかちょっと調べてみました。
インドネシア マンデリンG1ってどんな豆?
産地
マンデリンは、インドネシアのスマトラ島の北スマトラ州とアチェ州が産地です。マレーシアのお隣って感じの場所ですね。
産地の標高1800~1900mの高原地帯で、土壌は肥沃な火山灰です。
精製方法
「スマトラ式」と言う独特の精製方法で精製されています。2回乾燥させるのですね、それによって独特の風味が出るようです。
★精製方式の比較(だいたいこんな感じみたい) ●ナチュラル 果肉を除去せず乾燥させる。 (1)乾燥 (2)脱殻 ①外皮~④パーチメントを除去 ●ウォシュト 果肉を除去して発酵槽に漬けてミューシレージを取り除いた後、水で洗い流し、乾燥させる。 (1)果肉除去 ①外皮~②果肉を除去 (2)発酵槽につける ③ミューシレージを除去 (3)水洗 (4)乾燥 (5)脱殻 ④パーチメントを除去 ●スマトラ 果肉を除去した後、簡易発酵させたうえで予備乾燥、その後脱殻し、生豆の状態で再度乾燥させる。 (1)果肉除去 ①外皮~②果肉を除去 (2)簡易発酵 ③ミューシレージを除去 (3)予備乾燥 (4)脱殻 ④パーチメントを除去 (5)本乾燥
等級
等級は最上位のG1からG5まであり、欠点数(もしかしたら欠点数ではなく欠点豆の数かも)で等級分けされます。
また、マンデリンは、手作業による欠点豆の除去など徹底した品質管理が行われています。
名前の由来
「マンデリン」はこの豆を栽培していたスマトラ島のマンデリン族にちなんでつけられた名称だそうです。(諸説あり)
味
酸味はあまりなく、苦味が強めで、クリーミーで滑らかな口当たり、だそうです。
また、マンデリンは深煎りにしてもしっかりと豆の個性が残るとの事です。
自分的にはどう?
ほぼ飲んだ事がないです。はるか昔(たしか中学生の頃)に、友人達とコーヒーについての話をしていた時に、お金持ちの友人が「マンデリンが好き」と言っていました。
当時はインスタントコーヒーをたまに飲むくらいで、喫茶店や専門店のコーヒーといっても、せいぜい「モカ」とか「キリマンジャロ」くらいしか聞いた事がなかったので、すごいなと思ったのを覚えています。
凄く脱線しますが・・・
当時、野村万作さんのネスカフェゴールドブレンドのCMが流行ってました。友人と
「万作なんかカッコいいよね!」
と話していたのを思い出しました。
ちなみに、当時、シチューと言えばベシャメルソースのホワイトシチューでしたが、お金持ちの友人は「ビーフシチュー」でした。白くないシチューは衝撃的でした。
飲んでみる
どうやって淹れようか?
「フラワードリッパー使って46メソッドで淹れようかな?」
とか、
「苦味を抑えるように、粗めに挽いて比較的低温で淹れようかな」
等と考えたのですが、結局、まずはいつもと同じように淹れてみる事にしました。そもそも味を知らないのだから、いつもと違う淹れ方したら味わからなくなっちゃから・・・で、いつも通りこんな感じで淹れました。
項目 | 内容 | |
豆の種類 | インドネシア マンデリンG1(アウトサイダーズボックス) | |
精製方法 | □ナチュラル □ウォッシュド ■その他(スマトラ) | |
焙煎度 | □浅煎り | □ライト □シナモン □ミディアム |
■中煎り | □ハイ □シティ ■フルシティ | |
□深煎り | □フレンチ □イタリアン | |
購入店 | ひつじ珈琲 | |
焙煎日 | 2023/07/?? | |
開封日 | 2023/07/19 | |
淹れた日 | 2023/07/19 | |
淹れた量 | ■280ml(300ml注ぎ) □450ml(500ml注ぎ) | |
豆量 | 20g | |
挽き方 | TimeMore C3 Pro 15クリック | |
ドリッパー | ■クレバー □メリタ | |
□フラワー □V60 | □46メソッド □その他 | |
□スイッチ | □ハイブリッドメソッド □その他 | |
メモ | ・ムラなくしっかり焙煎され、「愛のメモリー色」。表面に少しオイルが出ている。(焙煎から日がたっているからではなく、焙煎が深いから。) ・挽く前、袋をあけた段階で苦そうな匂いがしている。 ・挽いてみると軽くサクサク!(焙煎が深く水分量が少ないから。) |
飲んでみてどうだった?
『おいしい!』
最初の感想が、「おいしい」でした。
確かに苦みはありますが、そこまで強い苦味ではなく、クリーミーな質感・口当たりとコクがあっておいしいです。1口目はすこしとがった苦さを感じたのですが、これは他のコーヒーでも同じなので、私の味覚のせいだと思います。2口目からは酸味はほとんど感じず、ちょっとクセはあるものの、甘さとコクとほどよい苦さが良い感じです。でも、この味・・・以前に感じた事があるようなないような・・・
あぁ、わかった!モンスーン、『インドのモンスーンコーヒー』です。
クリーミーな質感と独特のクセに苦味、バランスは違いますが同じ系統の味のように感じます。
いや、もしかしたら、違いはクセの強さだけかもしれません。
『モンスーンの方がクセ強めで苦さ控えめ』
と感じたのですが、これは、クセが強いために苦味が控えめに感じるだけなのかもしれません。酸味のあるコーヒーでも苦味が強く出るような淹れ方(細かく挽く、低温でじっくり抽出する、等)をすると酸味をあまり感じなくなるのと同じかもしれません。
飲んでみてどうだった2?
その後、あまりに暑かったので、アイスコーヒーにしてみたのですが、これまたおいしかったです!
ちなみにアイスの場合はこんな感じで淹れました。
項目 | 内容 |
淹れた量 | 200ml(220ml注ぎ) |
豆量 | 20グラム |
挽き方 | TimeMore C3 Pro 13クリック |
ホットとアイス、どちらもおすすめです。
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